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先輩社員Voice - 研究開発:中嶋 一雄

仕事について

自分で考えて、新しい分野に応用した製品が社会に役立っていく満足感

中嶋 一雄

現在はハイブリッド車向けアルミパイプハーネスのオレンジ塗装の開発を行っています。アルミパイプハーネスというのは、ハイブリッド車輌の床下にあるインバーターからモーターまでの大電流を通す電線をまとめてアルミパイプの中を通すことで、一括シールドして電磁波(ノイズ)が漏れないようにし、さらに小石や砂利から保護しているものです。その塗装に使う塗料には、曲げてはがれたり、熱、湿気、塩水で劣化してはいけないなど多くの条件があり、私は塗料メーカーとともに塗料と塗装方法の開発に携わっています。

その他にも今は紫外線を当てて樹脂を硬化させる研究開発にも携わっているんですが、これが完成するともっと様々な材料で多くの部分に使えるようになるので、やりがいの大きいテーマなんですよ。材料の開発は目立たないのですが、最終的に本当に差別化できるのは材料なんです。自分で考えて作って、新しい分野に用途を広げることができる。さらにそれが実際に製品となって走っているのを見ることができる。こんなに面白い仕事はないんじゃないかと思っているんですよ。

転職について

キャリア入社の社員の気持ちを考えてくれている制度がうれしいですね。

中嶋 一雄

転職を決心したのは、今の状況が良い悪いということではなく、5年後、10年後の自分を想像したときに自分がどれだけ成長できているだろうかと考えたからでした。今のままでは自分が希望するような成長ができないと分かったことで、会社を変え、自分を変えて成長できる道を探すことに決めました。

学生の頃から研究に打ち込める会社に就職したいと思っていましたので、その気持ちを大切にして探していたときに出会ったのが当社でした。最初の面接で「学びたいと思う人には、いくらでも学べる環境がある」と言われたことを今でも覚えています。入社後もまさにその通りだと感じるんですよ。

最初、キャリア入社だと同期がいなくて寂しいのではないかと思っていたのですが、キャリアも年齢も分野も違う50人ほどが泊り込みの研修を受ける機会があったので、仲良くなれてとてもうれしく感じました。学べる環境が本物だということは、こうした社員の気持ちを考えてくれる教育制度からもよくわかります。その後も実際の製品を見てさわって理解できるように充実した研修があり、入社当初に思っていた不安がなくなり、期待がどんどん大きくなるのがわかりました。

当社では、上司や先輩を見ていると10年後、20年後の自分が成長した姿を思い描くことができるんです。その時にパテントを取れるような技術を開発して、現場の人やお客様が喜ぶような技術者になっていたいと思うんですよ。業界や会社にはそこに特有の“常識”があると思いますが、別の視点で見るとそれは非常識かもしれません。転職によって様々なモノの見方ができるようになって、人間の幅を広げることができていい経験になったと思っているんです。

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