Q&A

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仕様編

Q1-1. 物理速度が最大200Mbpsとありますが、実効速度はどの位ですか?

A1-1.

実効速度(UDP)は最大100Mbps程度です。1つの親機に複数の子機を接続して、同時通信する場合には、この速度はシェアされます。

Q1-2. 実際の環境ではどの程度の速度が出ますか?

A1-2.

具体例として、約500室規模のホテルにおいて検証試験を行い、実効速度(UDP)で95Mbps以上の結果を得ました。
(※親機-子機間の線路減衰量が45dB以内で、95Mbps以上の実効速度(UDP)が得られます。)

Q1-3. 伝送可能距離を教えて下さい。

A1-3.

同軸ケーブル(5C-FB、分岐無し)の場合、約700mまでは95Mbps以上の実効速度が得られます。 最長で2km以上の通信も可能です。

Q1-4. CTE1510の1機種でネットワーク構築できるのですか?

A1-4.

CTE1510は親機にも子機にも設定できますので、CTE1510の1機種でネットワーク構築することができます。

Q1-5. 1台の親機に何台の子機が接続できますか?

A1-5.

CTE1510を親機として使用すると、子機を最大31台接続できます。
ただし、実際の設計においては次の点を考慮して接続台数を決定して下さい。

  1. 各子機に割り当てる通信帯域(同時通信時は各子機で帯域がシェアされます)
  2. MACアドレス数の制限(最大64個)
Q1-6. MACアドレスエントリー数について教えて下さい。

A1-6.

CTE1510のMACアドレスエントリー数は64です。
エントリー数には端末(PC、IP-STB等)およびネットワーク機器(ルータ、スイッチングハブ等)に加えて、モデム自身のMACアドレスも含まれますので、ご注意下さい。

Q1-7. CTE1510(製品)の梱包部品を教えて下さい。

A1-7.

モデム本体以外に、本体用スタンド1個、LANケーブル(2m)1本、電源コード(AC100V専用)1本、「使用・安全上のご注意」1枚を同梱しています。
モデムをTV共聴線へ接続時に必要となる、同軸ケーブルや1分岐器などはお客様側で御用意をお願いします。
CTE1510梱包部品

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設計編

Q2-1. 放送など他の設備への影響はありませんか?

A2-1.

同軸通信(ACLC)には4~34MHzの周波数帯を使用します。放送では70MHz以上の周波数帯を使用していますので、現行のアナログ、BS、CS放送はもちろん地上波デジタル放送にも影響を与えることはありません。
ただし、ケーブルテレビのインターネットサービスや有線放送を利用している場合は、同軸通信の周波数と干渉しますので、同軸モデムを使用することはできません。また、ホテルでは、客室管理用途でTV共聴線を利用したデータ通信を行っている場合がありますので、どの周波数帯を使っているか導入前に確認して下さい。
使用周波数

Q2-2. 放送用ブースターを越えて通信できますか?

A2-2.

ACLCは放送用ブースターを超えて通信できません。
これを回避する方法として、混合分波器を用いてバイパスする方法と、ブースターの上部と下部で同軸通信のセグメントを分けて、イーサネットケーブルでバイパスする方法があります。(下図参照)
ブースターのバイパス方法

Q2-3. セキュリティ機能について教えて下さい。

A2-3.

ユーザー間通信遮断機能(Optimized VLAN)がデフォルトで有効となっています。ホテルや集合住宅の部屋間通信を遮断することができます。

Q2-4. ケーブルテレビを利用しているマンションやアパートへ、ACLCを導入できますか?

A2-4.

ケーブルテレビの双方向通信サービス(インターネット接続サービス、IP電話、一部の有料放送サービス)を使用されている建物内では、本製品を使用することはできません。

Q2-5. ホテル等のVODシステムに利用できますか?

A2-5.

伝送帯域の設計により、概ね問題なく利用できると考えております。
(※VODシステムによって伝送方式が異なる為、導入前にはACLCと接続検証することをお勧めします。)

Q2-6. 子機に接続できる端末数を制限することができますか?

A2-6.

子機に接続できる端末数を1~4台に制限することができます。

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導入編

Q3-1. モデムのTV共聴線への接続方法を教えて下さい。

A3-1.

モデムの同軸端子(F型)とTV共聴線を分岐器(または分配器)を介して接続してます。(下図参照)
なお、子機については、接続先のTV端子にテレビなどの機器が繋がれてない場合は、分岐器
(または分配器)は不要です。
(※注:分岐器、分配器、同軸ケーブルは製品には添付されていません。別途、御購入下さい。)
TV共聴線への接続方法

Q3-2. モデムの設定方法を教えて下さい。

A3-2.

製品を御購入頂いたお客様に対して、簡易設定ツール「ACLC Config Maker」
(対象OS:WindowsXP/2000)を無償提供しています。
パソコンと高速同軸モデムをLANケーブルで直接接続することにより設定することができます。

Q3-3. モデム間通信をするにはどのような設定が必要ですか?

A3-3.

必要な設定は親機と子機の設定のみです。
設定変更は簡易設定ツール「ACLC Config Maker」(製品を御購入頂いたお客様へ無償提供)で実施します。

Q3-4. ACLCを導入する場合、モデム本体以外に何を準備すればよいですか?

A3-4.

モデム1台を接続する為には、分岐器1個と同軸ケーブル2本が必要となります。
また、親機の場合はACLC信号の外部への漏洩を防ぐ為にハイパスフィルタ1個が必要となります。
(※接続形態は構成例を御参照下さい。)

Q3-5. TV端子に子機を接続しても、親機と通信できません。TVは問題なく映ります。

A3-5.

最近のTV端子にはフィルタが内蔵されているものがあります。
フィルタが有効になっている場合は、同軸通信(ACLC)信号がカットされ通信できません。
設定スイッチによりフィルタを無効にして下さい。
フィルタを無効設定できないTV端子の場合は、TV端子を交換する必要があります。

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運用編

Q4-1. モデム運用に管理サーバは必要ですか?

A4-1.

導入時に必要なモデム設定をしておけば、モデム間通信は可能となりますので、管理サーバは必要ありません。

Q4-2. モデムにIPアドレスを設定する必要がありますか?

A4-2.

CTE1510は工場出荷時にIPアドレス:172.16.1.1/16が設定されています。
モデムをリモート管理したい場合は、各モデムにユニークなIPアドレスを付与し、設定変更をして下さい。
リモート管理不要な場合は、IPアドレスを変更する必要はありません。

Q4-3. モデムの通信速度を確認する方法はありますか?

A4-3.

簡易設定ツール「ACLC Config Maker」(製品を御購入頂いたお客様へ無償提供)にて、同軸通信の物理速度をモニターすることが可能です。

Q4-4. SNMPには対応していますか?

A4-4.

SNMPエージェントを搭載しています(MIBII対応、その他Private MIB有り)。
同軸通信の物理速度やモデム接続情報を確認することができます。
詳細については、別途お問合せ下さい。

Q4-5. 同じ建物内で、PLC(高速電力線通信)とACLCを併用することは可能ですか?

A4-5.

同じ建物内で、PLCとACLCを併用することは可能です。

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