設計編
Q2-1. 放送など他の設備への影響はありませんか?
A2-1.
MC3000シリーズは2~28MHzの周波数帯を使用します。放送では70MHz以上の周波数帯を使用していますので、影響を与えることはありません。
但し、ケーブルテレビの双方向通信サービス(IP電話、有料放送)や有線放送を利用している場合は、同軸通信の周波数と干渉する場合があります。この場合、本製品を使用することはできません。また、ホテルでは、客室管理用途でTV共聴線を利用したデータ通信を行っている場合がありますので、どの周波数帯を使っているか導入前に確認して下さい。
Q2-2. 放送用ブースターを越えて通信できますか?
A2-2.
MC3000シリーズは放送用ブースターを越えて通信できません。
これを回避する方法として、混合分波器を用いてバイパスする方法と、ブースターの上部と下部で同軸通信のセグメントを分けて、イーサネットケーブルでバイパスする方法があります。(下図参照)
Q2-3. セキュリティ機能について教えて下さい。
A2-3.
子機間通信遮断機能がデフォルトで有効となっています。ホテルや集合住宅の部屋間通信を遮断することができます。また、通信データはAES128bitで暗号化されています。
Q2-4. ケーブルテレビを利用しているマンションやアパートへ、MC3000シリーズを導入できますか?
A2-4.
ケーブルテレビの双方向通信サービス(インターネット接続サービス、IP電話、一部の有料放送サービス)を使用されている建物内では、本製品を使用することはできません。
Q2-5. ホテル等のVODシステムに利用できますか?
A2-5.
伝送帯域の設計により、概ね問題なく利用できると考えております。
(※VODシステムによって伝送方式が異なる為、導入前にはACLCと接続検証することをお勧めします。
Q2-6. 21室以上の建物の場合は、どうしたらよいですか?
A2-6.
親機を複数設置するか、カスケード接続することで対応できます。
Q2-7. 子機配下に複数のパソコンやゲーム機を接続することができますか?
A2-7.
子機配下にアクセスポイントやHUBを設置することで、複数の端末を接続することができます。
Q2-8. 使用する周波数を変更することができますか?
A2-8.
通信に利用する周波数の上限値を初期値の28MHzから24MHzまたは17MHzに変更することができます。
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