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2007年 SIAM

SEI CSR EYE THAILAND

住友電工初の海外製造拠点SIAM。アジア有数の巻線メーカーとして成長。

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1969年、住友電工初の海外製造拠点として現地資本との合弁で設立された歴史を誇るSIAM。設立初期は、プーチャオ工場で汎用巻線を製造していましたが、1992年、新しくバンブー工場を操業開始。1999年には、生産をバンブー工場に集約し、冷媒、自動車、電子部品、家電各分野のタイ日系メーカー向けを中心に高品質な巻線を供給しています。現在の従業員数は、260名、そのうち100名以上が10年以上勤務しているタイ現地の従業員。30年以上勤務している従業員も13名います。工場管理をはじめ営業、人事、経理マネージャーもタイ現地人がリーダーシップを持ち、世界トップの巻線企業を目指して全体を統率しています。

品質管理の研修、安全教育を定期的に行い、また、競争力のある製品を持続的に生産していくためには、従業員の就労満足度を高めていくことが重要と、ミーティングや話し合いが各部門で頻繁に行われています。毎朝行われる「MorningSpirits」では、従業員の体調や精神面を含め、きめ細かく報告しあうコミュニケーション活動も実施しています。

このような品質や従業員の意欲を高めるために継続されている真摯な取り組みはISO9001の認証取得(2002年)に実り、タイでも環境問題に関心が高まる中、ISO14001も2004年に認証取得しています。「信頼される企業活動を通じて、社会の発展に貢献する」という経営理念。住友事業精神はタイでも開花しています。

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    当社はグループ会社の中でも最も古く、現地のベテランスタッフも多く、密なコミュニケーションが図れる体制にあります。
    また、常にチャレンジする精神を持ち続けようと、「Challenge 120」を掲げています。120%の生産性向上という意味と、1はNo.1、2はいいことの倍増、0は事故0という意味を込めています。

    SIAM社長 杉村裕庸

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    私がSIAMに入社した35年前は機械が3台でしたが、現在では40台以上が稼働しています。朝礼での生産状況報告、安全管理のチェックも大事ですが、その日の問題はその日に解決するという「日々改善」を実践することがとても大切です。時には他社の工場を見学して、自社を客観的に見直すこともしています。

    SIAM工場管理マネージャー SAWATH SUKCHUSRI

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    経理部門では、効率を高めて業務をスピーディにローコストに行えるよう努力しています。また、このような短縮化を進めても、ミスをおこさないこと、株主やステークホルダーに迷惑がかからないよう細心の注意を払っています。1~2月の決算期、7月と12月の棚卸しの時期が特に多忙となりますが、スタッフ全員で情報を共有し、力をあわせてがんばっています。

    SIAM経理マネージャー兼ITマネージャー CHOMPOL CHANPENG

※2007年6月取材

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