よくあるご質問

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よくあるご質問をご紹介します。
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専門用語や一般的な水処理で使用される用語の説明はこちら

一般編

  • MBR(膜分離活性汚泥法)とは?
    活性汚泥処理と膜分離処理を組み合わせた排水処理方式です。排水(原水)を直接ろ過するのではなく、原水中の有機物を活性汚泥(微生物)により分解し、活性汚泥を膜により固液分離します。
    MBRは、従来の標準活性汚泥法と比較して、「処理水が清澄」「省スペース化」「フローがシンプルで運転管理が容易」等の特長があります。
  • 膜処理の長所は?
    SSや病原性大腸菌を含まない清澄な処理水が得られます。沈殿池や砂ろ過等の処理と比較して処理水が清澄であり、膜処理を活用して用水処理や排水再利用を実施することで、上下水道料金を節約することが可能です。
  • 膜の種類は?
    水処理用の膜として、膜の孔径により、MF膜(精密ろ過膜)、UF膜(限外ろ過膜)、NF膜(ナノろ過膜)、RO膜(逆浸透膜)などの種類があります。ポアフロン水処理膜はMF膜またはUF膜に分類されます。
  • 中空糸膜とは?
    中空(ストロー)状の膜で、壁面には多数の微細孔を持ちます。その微細孔の壁で分離処理を行います。
    単位容積あたりの搭載膜面積を大きくできる(高集積)という特長があり、中空糸膜を用いると、膜処理の中でもよりコンパクトな設備設計が可能です。

運転条件編

  • 膜洗浄のための散気量は?
    以下で設定ください。
    加圧型モジュールの場合、モジュール1本あたり200L/min
    浸漬型カセットタイプの場合、モジュール1本あたり100~150L/min
    浸漬型スクエアタイプの場合、モジュール1本あたり50~90L/min
  • 原水中のSSの上限値は?
    MBRの場合、推奨値としてMLSS濃度12,000mg/L未満としております。
    加圧型で除濁用途の場合、100mg/L未満としております。
  • 原水中の油分の上限値は?
    800mg/L程度の油分であれば99%以上除去できることが確認できております。
  • どんな薬品で洗浄すればいいですか?
    有機系のファウリングには苛性ソーダと次亜塩素酸ソーダの混合薬品での洗浄が効果的です。
    無機系のファウリングには酸(硫酸、塩酸、クエン酸等)をご使用下さい。
    ポアフロン・モジュールは高い耐薬品性を有していますので、pH0~14の広い範囲での洗浄が可能です。事前のテストで最適な薬品種類、濃度を見つけておくことをお勧めします。
  • どのようになったら洗浄すればいいですか?
    安定運転を目的として、定期的な洗浄を推奨しております。(洗浄頻度は各処理場の水質によります)
    また、膜間差圧が上昇してきたら洗浄を行ってください。
    加圧型モジュールでは60kPa、
    浸漬型モジュールでは40kPaを大体の目安にしてください。
  • 洗浄用の薬品の使用量は?
    洗浄頻度や洗浄に使用する薬品の濃度により異なりますので、詳細は弊社までご相談ください。ポアフロン・モジュールは高濃度の薬品を使用することができ、高い洗浄回復性を得ることができます。
  • 逆洗は要りますか?
    加圧型モジュールの場合は定期的な逆洗を行うことをお勧めします。
    浸漬型モジュールについては都市下水のMBR用途に使用する場合は無逆洗でも運転できます。

運維持・保管編

  • 使用中に中空糸が切れることはないですか?
    ポアフロン・モジュールに使用している中空糸膜は非常に強い強度を持っており、通常運転においては切れるようなことはありません。
  • どのように保管したらいいですか?
    ポアフロン・モジュールは他素材膜と比較して長期の親水性能を有していますので、乾燥状態で保管できます。(使用中、使用後でも乾燥状態で保管できる場合がありますので、詳細はご相談ください。)
  • 膜の寿命はどのくらいですか?
    機械的な寿命については、10年以上あることが確認できております。 ただし、寿命は各処理場の運転条件によりますので、保証等につきましては、弊社までご相談ください。

サービス編

  • 膜処理システム一式で購入することは可能ですか?
    可能です。
    お客様の水質・水量にあわせた最適な膜処理システムをご提案させていただきます。
  • 膜モジュールの単体販売は可能ですか?
    基本的に、ポアフロン・モジュールを搭載した膜処理システム販売となります。
  • 膜処理システム導入後、アフターサービスはしてもらえますか?
    弊社のメンテナンスメニューをご紹介させていただき、対応させていただきます。(有償)
  • 加圧型と浸漬型の使い分けは?
    一般的には原水濁度で使い分けます。
    低濁度の水には加圧型を、高濁度の水には浸漬型を使用下さい。
  • 飲料水の製造に使えますか?
    使用できます。AMST水道用膜モジュール規格を3件取得しています。