社会貢献について

ポアフロン精密濾過膜モジュール

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カスピ海の海底油田の随伴水処理にポアフロンモジュールが採用され、環境保護に貢献

カスピ海

中央アジアと東ヨーロッパの境界にあるカスピ海は、石油、天然ガスといった鉱物資源や漁業資源の面から沿岸諸国にとって非常に重要な位置付けがなされています。

鉱物資源では多くの海底油田で原油が採掘されています。原油が採掘される際には、原油と混在している地下水や、原油を採掘するために油井に注入する水が随伴水として排出されます。

この随伴水は原油の副産物であり、放流して捨てられるか、油井に再注入されるかのいずれかの処理がなされます。また、この随伴水は原油と混ざって排出されるために多くの油分を含んでいます。従って、上記2種類のいずれの処理をするにしても油分を除去しなければなりません。随伴水処理に関しては、これまで加圧浮上方式等、種々の方式が採用され、実際に稼働しており、一定の効果を上げていますが、処理水の水質規制が年々厳しくなるにつれ、その処理性能に限界が出てきているのも事実です。

チョウザメ

特にカスピ海ではキャビアが採れるチョウザメが重要な漁業資源になっています。このチョウザメを守るために、カスピ海に流入する排水の規制は非常に厳しくなってきています。随伴水に対しても同様で、これまでの処理方式では達成が難しいと思われる油分除去性能が求められるようになりました。また、海底油田の場合、海上の採油ステーションという限られたスペースで随伴水処理を行わなければならず、コンパクトな設備であることも必要になってきます。

住友電工ファインポリマーでは、水処理エンジ会社と協同で随伴水処理システムを開発し、中東でフィールドテストを行いました。水処理エンジ会社の前処理技術と我々のポアフロンモジュールによる膜ろ過を組み合わせることで、このテストにおいて処理水中の油分を1mg/L以下まで除去することに成功しました。この実績と膜ろ過によるコンパクト設計であることが評価され、タルクメニスタンに属するカスピ海の海底油田の随伴水処理に当社膜が採用されました。カスピ海の環境保護の一助になることができたと自負しております。

我々、住友電工ファインポリマーは、カスピ海以外の中国や東南アジアの油田においても、様々な前処理技術とコラボレートしながら油田随伴水処理のフィールドテストを行っております。含油排水処理に対して安定した性能を示すポアフロンモジュールを石油資源の周辺環境の保護のために役立てていきたいと考えています。

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