Q&A

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仕様編

Q1-1. 物理速度が最大190Mbpsとありますが、実効速度はどの位ですか?

A1-1.

最大実効速度(UDP)は約90Mbpsです。1つの親機に複数の子機を接続して、同時通信する場合には、この速度はシェアされます。

Q1-2. ダイナミックレンジを教えて下さい。

A1-2.

親機子機間の損失が45dB以内(フラットロス条件)であれば、最大実効速度(UDP)の約90Mbpsが得られます。
ダイナミックレンジのグラフ

Q1-3. 伝送可能距離を教えて下さい。

A1-3.

MC3000シリーズの通信可能距離は同軸ケーブル(5C-FB、分岐無し)の場合、約500mです。500mを超える長距離通信を必要とする場合は、姉妹品のCTE1510をご検討ください。
5C-FBケーブルで最長で2km以上の通信も可能です。

Q1-4. ネットワーク構築するには、親機/子機が必要ですか?

A1-4.

親機(MC3310M)と子機(MC3110S)が必要になります。

Q1-5. 1台の親機に何台の子機が接続できますか?

A1-5.

親機1台に対して、子機を最大20台接続できます。また、カスケード接続構成にすることで子機を100台以上接続することも可能になります。
但し、実際の設計においては次の点を考慮して接続台数を決定して下さい。
 ①各子機に割り当てる通信帯域(同時通信時は各子機で帯域がシェアされます)
 ②MACアドレスエントリー数(詳細はQ1-6を参照してください。)

Q1-6. MACアドレスエントリー数について教えてください。

A1-6.

親機のMACアドレスエントリー数は255です。但し、エントリー数にはモデム自身のMACアドレスは含みません。また、子機1台に接続可能な端末は最大64台です。(下図参照)
接続可能な端末数について

Q1-7. MC3000シリーズ(製品)の梱包部品を教えて下さい。

A1-7.

モデム本体以外に、スタンド兼壁かけブラケット、ブラケット固定用ネジ、電源アダプタ、LANケーブルを梱包しています。
モデムをTV共聴線へ接続時に必要となる、同軸ケーブルはお客様側で御用意をお願いします。
MC3000シリーズ梱包部品

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設計編

Q2-1. 放送など他の設備への影響はありませんか?

A2-1.

MC3000シリーズは2~28MHzの周波数帯を使用します。放送では70MHz以上の周波数帯を使用していますので、影響を与えることはありません。
但し、ケーブルテレビの双方向通信サービス(IP電話、有料放送)や有線放送を利用している場合は、同軸通信の周波数と干渉する場合があります。この場合、本製品を使用することはできません。また、ホテルでは、客室管理用途でTV共聴線を利用したデータ通信を行っている場合がありますので、どの周波数帯を使っているか導入前に確認して下さい。
使用周波数

Q2-2. 放送用ブースターを越えて通信できますか?

A2-2.

MC3000シリーズは放送用ブースターを越えて通信できません。
これを回避する方法として、混合分波器を用いてバイパスする方法と、ブースターの上部と下部で同軸通信のセグメントを分けて、イーサネットケーブルでバイパスする方法があります。(下図参照)
ブースターのバイパス方法

Q2-3. セキュリティ機能について教えて下さい。

A2-3.

子機間通信遮断機能がデフォルトで有効となっています。ホテルや集合住宅の部屋間通信を遮断することができます。また、通信データはAES128bitで暗号化されています。

Q2-4. ケーブルテレビを利用しているマンションやアパートへ、MC3000シリーズを導入できますか?

A2-4.

ケーブルテレビの双方向通信サービス(インターネット接続サービス、IP電話、一部の有料放送サービス)を使用されている建物内では、本製品を使用することはできません。

Q2-5. ホテル等のVODシステムに利用できますか?

A2-5.

伝送帯域の設計により、概ね問題なく利用できると考えております。
(※VODシステムによって伝送方式が異なる為、導入前にはACLCと接続検証することをお勧めします。

Q2-6. 21室以上の建物の場合は、どうしたらよいですか?

A2-6.

親機を複数設置するか、カスケード接続することで対応できます。
21室以上の配線図

Q2-7. 子機配下に複数のパソコンやゲーム機を接続することができますか?

A2-7.

子機配下にアクセスポイントやHUBを設置することで、複数の端末を接続することができます。

Q2-8. 使用する周波数を変更することができますか?

A2-8.

通信に利用する周波数の上限値を初期値の28MHzから24MHzまたは17MHzに変更することができます。

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導入編

Q3-1. モデムのTV共聴線への接続方法を教えてください。

A3-1.

親機は、CABLE端子と分配器を同軸ケーブルで接続し、TV端子とブースタを同軸ケーブルで接続します。
子機は、CABLE端子と壁面TV端子を同軸ケーブルで接続し、TV端子とテレビやハードディスクレコーダなどを同軸ケーブルで接続します。
(※注:同軸ケーブルは本製品には添付されていません。別途、御用意下さい。)
TV共聴線への接続方法

Q3-2. モデムの設定方法を教えて下さい。

A3-2.

親機へWebブラウザでアクセスして設定を行います。
ネットワークキー設定(暗号化)、QoS設定、使用周波数設定、IPアドレス設定(親機のみ)等ができます。
(対象OS:Windows XP/Vista/7)

Q3-3. モデム間通信をするにはどのような設定が必要ですか?

A3-3.

工場出荷時の設定で、親機/子機間で通信できる状態となっています。

Q3-4. MC3000シリーズを導入する場合、モデム本体以外に何を準備すればよいですか?

A3-4.

モデム1台を接続する為には、同軸ケーブル必要となります。
(※接続形態は導入事例にある構成図を御参照下さい。)

Q3-5. TV端子に子機を接続しても、親機と通信できません。TVは問題なく映ります。

A3-5.

最近のTV端子にはフィルタが内蔵されているものがあります。フィルタが有効になっている場合は、同軸通信(ACLC)信号がカットされ通信できません。設定スイッチによりフィルタを無効にして下さい。フィルタを無効設定できないTV端子の場合は、TV端子を交換する必要があります。

Q3-6. モデムの設置方法を教えてください。

A3-6.

ブラケットをモデム底面に装着してスタンド型にするか、背面に装着して壁掛け型にしてモデムを設置します。
モデムの設置方法

Q3-7. 屋外設置はできますか?

A3-7.

屋外設置はできません。防塵防水型通信機器収納BOX等に入れてご使用ください。

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運用編

Q4-1. モデム運用に管理サーバは必要ですか?

A4-1.

管理サーバは必要ありません。

Q4-2. モデムにIPアドレスを設定する必要がありますか?

A4-2.

本製品は、親機と子機で通信するだけであればIPアドレスの設定は不要です。
リモート管理したい場合は親機にユニークなIPアドレスを設定してください。
なお、子機にIPアドレスはありません。

Q4-3. モデムの通信速度を確認する方法はありますか?

A4-3.

親機にWEBアクセスすることで確認できます。
また、子機前面のLINK-LEDの色(緑、橙、赤)でも通信速度(高速・中速・低速)を確認することができます。

Q4-4. SNMPには対応していますか?

A4-4.

SNMPにより同軸通信を管理する必要がある場合は、姉妹品のCTE1510をご検討ください。

Q4-5. IPマルチキャストに対応していますか?

A4-5.

IPv4、IPv6マルチキャストに対応しています。(IGMPv2,v3、MLDv2)

Q4-6. 同じ建物内で、PLC(高速電力線通信)とACLCを併用することは可能ですか?

A4-6.

同じ建物内で、PLCとACLCを併用することは可能です。

Q4-7. MC3000シリーズとCTE1510は相互接続できますか?

A4-7.

相互接続できません。

Q4-8. 特定の子機の通信を遮断することができますか?

A4-8.

親機設定で子機の通信遮断をすることができます。

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