Q&A

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仕様編

Q1-1. MC5000シリーズの通信速度はどの位ですか?

A1-1.

実効速度はUDP(上り)最大70Mbps、FTP(上り)最大55Mbpsです。
ケーブルの種類や距離により通信速度が変わります。
FTPはLINUX PCでの測定値です。

Q1-2. 同軸ケーブル500m、2km時の通信速度を教えてください。

A1-2.

5C-2Vの同軸ケーブル(分岐なし)500mでUDP(上り)最大70Mbps、2kmでUDP(上り)
最大20Mbpsです。

Q1-3. ネットワーク構築するには、親機/子機が必要ですか?

A1-3.

親機(MC5310M)と子機(MC5110S)が必要になります。

Q1-4. 伝送可能距離を教えて下さい。

A1-4.

MC5000シリーズの通信可能距離は同軸ケーブル(5C-2V、分岐無し)の場合、最大2kmです。但し、親機1台に複数の子機を接続する場合は親機から各子機までの同軸ケーブルを500m以内にする必要があります。
ケーブルの種類や状態によっては距離が短くなる場合があります。

Q1-5. PoEで給電可能なLANケーブルの長さを教えてください。

A1-5.

LANケーブル100m以内です。
なお、LANケーブルはCAT.5E以上を使用してください。

Q1-6. PoEの給電能力について教えてください。

A1-6.

PoC(同軸給電)利用時のPoE給電能力は同軸ケーブル長によって変わります。ケーブルメーカ、ケーブル種類、施工品質、設置環境等により、結果が異なる可能性がありますので、以下の数値は目安としてください。 オプションの電源アダプタ(MC5730A)を子機に接続して給電することで、 同軸ケーブル長とは関係なく最大15.4Wが給電可能になります。

同軸ケーブル長 100m 300m 500m 800m
5C-2V 最大15.4W 最大15.4W 最大12.1W 最大5.9W
7C-2V 最大15.4W 最大15.4W 最大15.4W 最大9.6W

Q1-7. 1台の親機に何台の子機が接続できますか?

A1-7.

親機1台に対して、子機を最大4台接続できます。
但し、実際の設計においては次の点を考慮して接続台数を決定して下さい。
①各子機に割り当てる通信帯域(同時通信時は各子機で帯域がシェアされます)
②MACアドレス数の制限(MACアドレスエントリー数は最大255台)

Q1-8. 親機に複数台の子機を接続する場合の注意点はありますか?

A1-8.

親機に複数台の子機を接続する場合は以下に注意してください。
①親機と各子機の同軸ケーブルは500m以内にする必要があります。
②各子機には別売りの電源アダプタ(MC5730A)を接続してください。
③子機と接続する同軸ケーブルを分配器等で集線し、親機と接続してください。
分配器としては、市販のTV用分配器をご使用いただけます。
なお、TV用のものはF型コネクタとなりますので、BNCコネクタへの変換が必要な
場合には変換アダプタが必要となります。分配器、変換アダプタはお客様にて
ご用意をお願いします。

Q1-9. MACアドレスエントリー数について教えてください。

A1-9.

MACアドレスエントリー数は最大255です。但し、エントリー数にはモデム自身のMACアドレスは含みません。また、モデム1台に接続可能な端末は最大237台です。

Q1-10. MC5000シリーズ(製品)の梱包品を教えて下さい。

A1-10.

親機(MC5310M):
 LANケーブル(2m)1本、電源アダプタ(AC100V専用)、
 コネクタカバー1個、コネクタカバー固定ネジ1本を同梱しています。

子機(MC5110S):
 LANケーブル(2m)1本、壁掛け取付用ネジ2本、コネクタカバー1個、
 コネクタカバー固定ネジ1本を同梱しています。
 同軸ケーブルはお客様側でご用意をお願いします。

 ※親機には「電源アダプタ(MC5730A)」が同梱されていますが、
    子機には同梱されていません。(親機からの給電機能で使用可能なため)
    ただし、親機からの給電では不足な場合や、親機1台:子機4台の構成で使用する場合は、
    子機用の電源アダプタが別途、必要となります。
    オプション品の「電源アダプタ(MC5730A)」をお求め下さい。

Q1-11. 別売り(オプション)を教えてください。

A1-11.

19インチラックマウント金具(MC5710K)
19インチラックマウント金具で親機を4台まで設置できます。


電源アダプタ(MC5730A)
MC5310M/MC5110S専用の電源アダプタです。

※親機には「電源アダプタ(MC5730A)」が同梱されていますが、
  子機には同梱されていません。(親機からの給電機能で使用可能なため)
  ただし、親機からの給電では不足な場合や、親機1台:子機4台の構成で使用する場合は、
  子機用の電源アダプタが別途、必要となります。
  オプション品の「電源アダプタ(MC5730A)」をお求め下さい。

Q1-12. 19インチラックマウント金具で親機を何台まで設置できますか。

A1-12.

19インチラックマウント金具で親機を4台まで設置できます。

Q1-13. 親機をラック設置する際に注意すべき点はありますか。

A1-13.

19インチラックマウント金具の取り付けには2Uのスペースが必要です。

Q1-14. オプション品の電源アダプタ(MC5730A)は親機にも使用できますか?

A1-14.

電源アダプタ(MC5730A)は、親機にも、子機にも御使用頂けます。

Q1-15. カタログに「ネットワークカメラ専用」と記載ありますが、
       ネットワークカメラ以外には使えないのですか?

A1-15.

ネットワークカメラ以外の用途でもご使用可能です。
なお、PoE給電が不要な場合は、子機のPoEスイッチをOFFに設定してご使用下さい。

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設計編

Q2-1. 映像増幅器(ブースタ)を越えて通信できますか?

A2-1.

映像増幅器(ブースタ)を越えて通信できません。

Q2-2. セキュリティ機能について教えて下さい。

A2-2.

通信データはAES(128bit)方式で暗号化されています。

Q2-3. 2kmを超える通信はできますか?

A2-3.

2km以上でのご使用は、動作保証の対象外となります。

Q2-4. テレビ共聴線にMC5000を利用できますか。

A2-4.

テレビ共聴線では、姉妹品のMC3000シリーズの利用をご検討ください。

Q2-5. 子機にPoE給電対応のSW-HUBを付けて複数台のカメラを接続することができますか。

A2-5.

子機にPoE給電対応のSW-HUBを接続し複数台のカメラを接続することができます。
但し、実際の設計においては次の点を考慮して接続台数を決定して下さい。
①トータルの通信帯域
②MACアドレス数の制限(MACアドレスエントリー数は最大255台)

Q2-6. 雷が多い環境に設置する場合はどのような対策を行えばよいですか?

A2-6.

雷害対策としては、市販アレスタのご使用を推奨します。
以下に、当社で動作確認済みのアレスタを示します。
①同軸ポート側:SANKOSHA製CX-E-ECS
②LANポート側:SANKOSHA製LAN-CAT5e-P

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導入編

Q3-1. モデムの設定方法を教えて下さい。

A3-1.

親機に対してWebブラウザ(対象OS:Windows XP/Vista/7)でアクセスすることで、設定変更することができます。
なお、本製品は、設定をせずに接続するだけで通信が開始します。

Q3-2. 子機間通信することができますか?

A3-2.

同じ親機配下に接続した子機間の通信はできません。

Q3-3. MC5000シリーズを導入する場合、モデム本体以外に何を準備すればよいですか?

A3-3.

同軸ケーブルと分配器(子機を複数接続する場合)が必要になります。
なお、本製品の同軸コネクタはBNC型です。

Q3-4. モデムの設置方法を教えてください。

A3-4.

親機:平面据置きまたは19インチラックマウント設置(2U)に対応しています。
   19インチラックに設置する場合は、別売りの19インチラックマウント金具(MC5710K)が
   必要になります。

子機:平面据置き、または壁面取付けや天井取付け(付属のネジで固定) に対応しています。

Q3-5. 屋外設置はできますか?

A3-5.

屋外設置はできません。屋外用通信機器収納箱等に入れてご使用ください。

Q3-6. 既設同軸ケーブルを使用する場合の注意点を教えて下さい。

A3-6.

以下のことをご確認ください。
・ループ抵抗が概ね以下の値であることを確認してください。
 10C-2V:約15Ω/km、 7C-2V:約20Ω/km、 5C-FB:約32Ω/km
 5C-2V:約45Ω/km、 3C-2V:約115Ω/km
・絶縁抵抗値がDC500Vで1MΩ以上あることを確認して下さい。
・BNCプラグがきちんと取り付けられ、接触不良等を起こしていないことを確認して下さい。
・同軸ケーブルが途中で傷んだり、座屈していないことを確認して下さい。

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運用編

Q4-1. モデムにIPアドレスを設定する必要がありますか?

A4-1.

MC5310Mは工場出荷時にIPアドレス:192.168.0.77/24が設定されています。
モデムをリモート管理したい場合は、各モデムにユニークなIPアドレスを付与し、
設定変更をして下さい。リモート管理不要な場合は、IPアドレスを変更する必要はありません。
(*子機にIPアドレスはありません。)

Q4-2. モデムの通信速度を確認する方法はありますか?

A4-2.

子機前面のLINK-LED色(3色:緑、橙、赤) で速度を確認することができます。
また、親機にWEBアクセスすることで物理速度の詳細を確認できます。

Q4-3. ネットワークカメラを遠隔制御で再起動できますか?

A4-3.

親機のWEB操作により、子機からPoE給電しているネットワークカメラを再起動できます。
子機からPoE給電していないカメラの場合、再起動できません。

Q4-4. IPマルチキャストに対応していますか?

A4-4.

IPマルチキャスト(IGMPver2,3、MLDver2)に対応のカメラ映像を転送できます。

Q4-5. MC5000シリーズとMC3000シリーズ、CTE1510は相互互換性がありますか?

A4-5.

相互互換性はありません。

Q4-6. 点検や交換で取り付け/取り外しを行うとき注意することはありますか?

A4-6.

点検や交換で取り付け/取り外しを行う際は本製品の電源が入っていない状態で行なってください。
感電・故障の原因となります。

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