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点検

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初期点検・定期点検

定期点検の周期は、その設備の使用頻度・設置している環境によって異なりますが、初期は点検期間を短くし、点検結果によって周期を延ばしていき、点検周期(一般に6ヶ月に1回くらいが適当です)を設定してください。

定期点検は、次の手順で行ってください。

  1. 電路を開放して点検し、異常があれば調整、修理または交換してください。
  2. 絶縁抵抗を測定し、各部の絶縁が正常であることを確認してください。
  3. 電路を通電状態にして走行させて、コレクターの異常な蛇行、振動がないことを確認してください。
    また、絶縁トロリーの導体とコレクターのブラシ間で異常なアークが生じないことなどを確認してください。
点検項目 対象 備考
1 トロリー線が蛇行、変形、絶縁物の破損などしていませんか。 S・C 蛇行、変形が微小な場合はハンガー位置を修正してださい。
2 トロリー線に著しいたるみはありませんか。 C 引留金具はバネ長さが正常ですか。ハンガーから脱落していませんか。
3 導体が異常に摩耗したり、部分的に変形、異物の付着などはありませんか。 S・C アーク跡があれば紙ヤスリで研磨してください。
変形が著しい場合は、予備品と取替えてください。
4 引留金具のバネ長さは正常ですか。締付けネジのゆるみはありませんか。 C メーカーの施工要領書どおりになっていますか。
5 ジョインター、フィードイン、エキスパンションなど正常に取付けてありますか。 S 絶縁カバーを外して点検してください。
6 ハンガー、アンカークランプ、支持碍子は正常に取付けてありますか。 S・C ボルトなどがゆるんでいれば増締めしてください。
7 コレクターのアーム部、ブラシホルダー、リード線などに変形が生じていませんか。 S・C 正しく調整してください。
異常があれば新品と交換してください。
8 コレクターの主軸部・回転部などの締付けネジのゆるみやガタはありませんか。 S・C ボルトなどがゆるんでいるときは増締めしてください。
異常があれば新品と交換してください。
9 ブラシが片減りなどの変形摩耗をしていませんか。
また、摩耗限界線まで摩耗していませんか。
S・C 摩耗限界線まで摩耗していたら取替えてください。
10 乗り移り部で破損・変形はありませんか。 S・C 正しく調整してください。
11 絶縁抵抗を測定して下さい。
300V以下:0.2MΩ以上であること。
300Vを超える:0.4MΩ以上であること。
S・C 絶縁抵抗を測定するときは集電装置をトロリ線から外して測定してください。
12 摺動音 S・C ご使用状況により摺動音が発生することがあります。

※S:スミトロリー C:スミロングC

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