リーマンショック後、あらゆる分野でパラダイムシフトが進行しています。こうした経済・社会の大規模かつ劇的な変動に対応し、当社グループの将来的な事業の方向付けを行うため、2010年1月に研究開発本部内にNEXTセンターを新設しました。
NEXTセンターでは、国内外の有識者や先端的な研究機関などと協力連携し、社会変化と先端技術動向に関する議論を進め、30年先の未来社会のあるべき姿を予測し、そこに至るまでに必要となる革新技術や当社の事業の変化を想定しています(図1)。
具体的には、将来にわたって生じる大きな社会変化のキーワードを5つ抽出し(図2)、社会に変革をもたらすような大きな変化は一つないし複数のキーワードに関連して発生すると考えています。分かりやすい例でいえば、スマートグリッド*は「エネルギーとコミュニケーションの重なる領域」における変化、また、自動車の軽量化や電気モータ化などは「エネルギーとモビリティの重なる領域」で生じている変化として捉えることができます。
これらの社会変革につながるような大きな変化を左右する技術を先行して研究開発することで、社会的課題を解決するイノベーションを生み出し、当社グループの将来の軸となる大型新事業を創出していくことがNEXTセンターのミッションです。
* スマートグリッド
人工知能や通信機能を搭載した計測機器等を設置し、電力の流れを供給側・需要側の両方から自動的に調整する機能を持たせることにより、最適化できる送電網